今日もうれしいご報告です。
ほほえみ鍼灸院に治療に来られている41歳の患者様が体外受精で妊娠されました。
おめでとうございます。
この患者様は、既に採卵し凍結卵子がある状態で移植に向けて着床しやすくするため、ほほえみ鍼灸院にいらっしゃいました。
卵子にはアプローチが出来ませんが、受精卵を戻す子宮内環境は鍼灸で十分対応できます。
自覚症状としては、腰痛と肩こり、汗っかきで熱がりとのこと。
お体を診察すると、
右足が短く骨盤のゆがみがあり、これが腰痛の原因と分かりました。
骨盤が歪んでいれば、当然肩こりもあります。
仙骨~太ももまでは右側がカチカチに硬く、ふくらはぎは両側カチカチに硬くなっていました。
これが、熱がり汗っかきの症状につながっています。
長年の矯正下着とヒールの靴を履いていることが足の硬さの原因と分かりました。
着圧する下着はは血管を圧迫するので血流阻害につながります。
まず矯正下着とヒール靴は控えていただくようお伝えしました。
下半身を血流良くするために、防寒と温活についてお伝えし、冷房環境下での重ね履きや靴下着用、足湯も始めてもらい、できる限りの温活をしてもらいました。
子宮内膜を厚くするために、血液を作るヘム鉄も摂ってもらい血流促進に励んでもらいました。
移植後の過ごし方も「温活と安静リラックス」が大切であることを伝え、心がけていただきました。
鍼灸治療と並行して日常生活でも気をつけていただいたことで、通院開始後2ヵ月目で無事着床し、お腹の中で赤ちゃんは順調に成長しているとのことです。
原因と症状が分かりやすい方で、悪い所である右側を治療をし、
血流阻害要因である矯正下着をやめていただき、温活に励んでもらったことが、早い妊娠につながったと思います。
また大変努力家で、聞いたこと知ったことをすぐに実行に移されていたのも上手くいった要因だと思います。
本当におめでとうございます。
寒い冬がやってきますが、下半身を温かくして、リラックスした時間をお腹の赤ちゃんとともにお過ごしくださいね。