今日もうれしいご報告です。
ほほえみ鍼灸院に治療に来られている36歳の患者様が2人目のお子さんを体外受精で妊娠しました。
おめでとうございます。
この患者様は、2人目不妊でいらっしゃいました。
そして採卵後3個胚盤胞を凍結しておられました。
1人目の時も体外受精して妊娠され、2人目の時も注射による採卵を何回もしてきたので、とにかく下半身の浮腫み・硬さが強い状態でした。
汗もかきにくく、冷えと肩こりもあり、基礎体温も低温期36.0~36.2度、高温期36.5~36.6度と全体的に低い状態でした。
1人目の出産後、生理痛が出てきたとおっしゃっており、確実に血流の悪さ、冷えが原因であることが分かりました。
私たちはまず最初に体づくりには最低でも3~4ヵ月は必要であることをお伝えしました。
けれども1ヵ月ほどで移植され、着床~心拍まで進んだものの、途中で止まってしまいました。
病院で培養する温度は37度なので、子宮内が冷えていたり血流が悪いと成長が止まりやすいのです。
そして、流産をすると体を整える上でも否応なく2~3ヵ月のお休み期間は必要になってしまいます。
焦って事を急ぐと返って時間がかかってしまうのです。
体づくりする前に採卵した卵子なので、すでに凍結卵子の質を変えることはできないけれど、母体の体を妊娠しやすい環境にするのは間に合うとお伝えしました。
そのためにしっかり体づくりに時間をかけるようお伝えしました。
足湯や湯船、冷えない服装、たんぱく質の多い食生活など日頃の取り組みについてもお話させていただきました。
とにかく下半身の血流を良くする治療を何度も施しました。
次第に体温も高くなっていき、「夜に体が温かくなって冷えなくなった」「汗が出るようになってきた」とおっしゃっていました。
途中、お仕事がうまくいっていないことが原因で、夜中に目が覚めて睡眠不足を起こした時がありました。
睡眠の質が低下すると、血流が悪くなり体温も下がるため、妊娠しにくい状態になりやすいです。
この時は、睡眠の質を良くする上半身の治療をさせていただきました。
いま一度、睡眠、温活など意識してもらい、半年間しっかり体づくりに取り組んでもらいました。
そして2回目の移植で無事妊娠され、胎嚢・心拍まで確認がとれました。
現在もつわりを抱えながら妊娠を継続しています。
つわりは、体が無理をするなと言っている証なので、ゆっくり休むのが一番です。
妊娠初期で赤ちゃんの体が形成され、子宮内が目まぐるしく変化しているため、体がしんどくなるのは当然なのです。
安静にリラックスして温かくして過ごしていたら、だいたいうまくいきますので、無理は禁物です。
とにかく、無事妊娠されて良かったです。
心から嬉しく思っています。