今日は排卵誘発剤と最近妊娠された患者様のお話をさせていただきたいと思います。
ほほえみ鍼灸院に鍼灸治療に来られる方の中には、“排卵がしにくい”“高温期が安定しない”などでクロミッド、黄体ホルモン剤などを長期間使われている方が多くいます。
けれども、排卵誘発剤を4~5か月以上使うと卵巣がはれたり、内膜が薄くなる、子宮頸管粘液が少なくなり精子が子宮に入れなくなり、よけいに妊娠しにくくなるともいわれています。
薬に敏感な方は1回使用しただけで子宮内膜がとても薄くなる人もあります。
最近ほほえみ鍼灸院に来られていた42歳の女性が自然妊娠されましたが、この方も1年半も排卵誘発剤と排卵の前後にホルモン注射をうち続けていましたが妊娠できませんでした。
やはり排卵がしにくく高温期も7日と短いためにホルモン剤を使い始めたそうです。
あまりに長く使っているために卵巣が弱っていることが考えられるので、当医院に来られてからは全部薬を使うことをやめてもらいました。
鍼灸治療をはじめて、高温期も10日以上つずくようになり薬を全部やめてから2か月後に自然妊娠されました。
ホルモン剤を外から体に入れると、体はホルモンを作らなくてもよいので休んでしまいます。
薬をやめるとまた排卵しなくなります。
鍼灸治療は体に力を与えて自分の力でホルモンを分泌して正しい排卵をおこし、高温期を安定するようにするものです。
長く薬だけにたより不妊治療をされている方は鍼灸治療を受けられることもおすすめしたいと思います。